2011-01-01から1年間の記事一覧

いつも今だった。

行きたいと思わない。いつも、帰りたいと思っている。 過ぎ去ったような、まだ見ぬような、

秋晴れの平和な午後に、だるくて働かないあたま。時々、文化祭のバザーが楽しみだなあと思う。土曜日の放課後。チョコレートをくれた先生。自転車に空気を入れて、プールに行かなきゃ。100円も持っていなくてもかまわない。夢のような過去が現実を浸食して、…

都心の庭。

夜には早過ぎて、昼には遅すぎる。その狭間の暗い廊下。昔の家を思い出す。継ぎ目に二段だけある階段を緩慢に昇降していた日のことを。起伏を忘れてゆく世界。そうした世界の夢ばかり見て、私は過去で均されてゆく。

普段うつくしいことばを書く人が、時折ふと生活について語る時がある。私はそれをとても楽しみにしてしまう。ただ単に珍しいからというばかりでなく、私からしてみると浮世離れしたその人が急に同じ次元に降りてくるのが不思議で、嬉しくて、何だろう。ただ…

昼の暗さに比べたら、夜はとても明るい。 季節が変わるたびに鎌倉へゆきたいと思うようになる。同じルートを辿り、同じ店で御飯を頂き、行くたびにもう目新しいことは無いと思うのに、気付くとまた出かけている。そういう土地だ。とてもすてきだ。追記:10/14…

LAMY safari aquamarine. 万年筆ってやつはPelikanoのブラックを買って以来である。 ついでにRHODIAも貰った(使いかけ)ありがとう!

水縞 横浜のスパイラルマーケットで「水縞」さんのスタンプを幾つか購入した。写真はデジタル数字の枠が押せるスタンプで、好きな数字になるように塗り潰して使うものらしい。宅の兄さんは早速手帳に装飾を施していた。私は異様に喉が渇いて、オレンジジュー…

Who are you?

たい‐ふう【台風/×颱風】 北太平洋西部の熱帯海上、北緯5〜20度付近で発生し、最大風速が毎秒17.2メートル以上の熱帯低気圧。8月、9月に多い。《季 秋》「―の心支ふべき灯を点ず/楸邨」

水だけ飲んで 生きていけたら ばんばんざい 中学生の お母さんなら じゃあそうしたら と言う かもしれない 己ほどになると 水より埃でも喰え と 言われるだろう ダンボール一杯の空腹と ディナーを繋ぐ配管を 己は 専門学校へ行って 修理する人になって(2011…

http://www.sakuranbo.co.jp/livres/sugao/vol.02.html 古い記事だけれども、興味深く読んだ。怒る、或は憤るということ、私はそうした激情を、あまりに長い間、ひとつにしか抱いていなかったような気がする。だからこそ書けたものもあったのだが。 安寧の中…

シジンというやつは もっとこう どんどん 漠然となっていて 牛乳の水割り の様になっていって 数を砕いたシャワー を浴びたために生まれた水滴を 卵白と混ぜて ハンカチに塗って かちかちに乾いたのを使うのが 手洗いだ と思うようになっていって もう 自分…

屋形船はゆっくりと向きを変えるところだった。水面をうねり滲む提灯の窓から、開け放たれた笑い声が聞こえてくる。声は幾つか結び合って言葉になったようだったが、それが何か理解する前に、船は向こうを向いてしまった。私の前を行く人は立ち止まって、欄…

エスカレーターに乗って流れてゆく都市を、川辺の提灯から、私は眺めていました。拵えて貰った夢の便が、冷蔵庫の奥深くでさえ緩やかな膨張を続けているのを、私は時刻表に書き込んできたのですが、貴方は結露する眠りの滴に覆われて、また何も思い出せぬ駅…

RICOH CX4・トイカメラモードを利用。でも結局、トイカメラ写真が撮りたいならトイカメラで撮るしかないよね。 自分はDianaF+を持っているが、まだ白黒フィルムを入れたことが無いのでやってみたい。

虚ろな夜がぼんやり浮かぶ。

かなり吹き荒れているが、丸の内の人出は如何だろう。

壁から染み出てくる、蒸れた生臭いにおい。湿気た蝉の鳴く声が、かびた重い雨水を、古い繊維に染み込ましてゆく。どろどろの汚れが静脈を循環して、やがては無音になる病だ。切り開く新たな鋏の発売を前に、女達は鋳物屋へ並ぶ。(Twitter改正)久々にはてな…