夜には早過ぎて、昼には遅すぎる。その狭間の暗い廊下。昔の家を思い出す。継ぎ目に二段だけある階段を緩慢に昇降していた日のことを。起伏を忘れてゆく世界。そうした世界の夢ばかり見て、私は過去で均されてゆく。
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