秋晴れの平和な午後に、だるくて働かないあたま。時々、文化祭のバザーが楽しみだなあと思う。土曜日の放課後。チョコレートをくれた先生。自転車に空気を入れて、プールに行かなきゃ。100円も持っていなくてもかまわない。夢のような過去が現実を浸食して、…
都心の庭。
夜には早過ぎて、昼には遅すぎる。その狭間の暗い廊下。昔の家を思い出す。継ぎ目に二段だけある階段を緩慢に昇降していた日のことを。起伏を忘れてゆく世界。そうした世界の夢ばかり見て、私は過去で均されてゆく。
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