何が悲しいのかだんだんわからなくなってくる。人の脆さか、絆か、総じて、歩まねばならない運命についてか。何故こんなことにならなければいけないのだろう。心の底からこの先が思いやられる。人の悲しみと、圧し掛かる重さを知っては、ただただ途方にくれて、涙がこぼれる。