引き出しの底にへばりつく宇宙をこそげ落とした穴に剥き出しの心臓を詰め込んだ、盗めるだけ盗んだみんな真夏の言葉だった。淵から澱み腐り落ちる排気の滴を吸い込んだ毛穴から硬直して、果ての生まれ出る扉を通り抜ける。何処も、誰も、止まる事なく迫り来る記憶と、終わる雑踏の猛スピード。(Twitter

城ヶ崎海岸
吊り橋を四返も渡ったのである。
カメラを手にスリリングな岩場を渡る人は何と裸足だった。私はフナムシを踏みつけることを憂慮したのでゴムサンダルで行った。岩の凹凸は土踏まずに刺さった。